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昆布重ね煮

2008 年 12 月 7 日 日曜日


                                               器   瀬戸筋文皿
                                               徳利  井戸徳利
                                                盃   美濃鉄釉天目盃
 
レシピ
 
 1、羅臼昆布のような幅広の昆布の表面を濡れフキンで綺麗に拭き、
   たっぷりの水に、柔らかくなるまで浸けておく。
 2、鍋の幅の長さに切った昆布を7,8枚重ねて、戻したかんぴょう
   で2箇所ぐらい軽く結わえておく。
 3、重ねた昆布を鍋に入れ、昆布をもどした水を、昆布が隠れるぐら
   い入れ、醤油、酒、塩、砂糖を好みの味付けより少し濃い目の味
   付けにして、ことこと水分が無くなるまで煮詰めます。
 4、艶やかに煮あがりましたら、冷めるまでそのまま置いておきます。
 5、冷えたら好みの大きさに切り、器に盛って芥子の実をふりかけま
   す。
 6、野菜の炊き合わせを、彩り良く付け合せましょう。

一口ラディシュ

2008 年 11 月 15 日 土曜日

                            肴   ラディシュ
                            器   三島皿
                            酒器  徳利  朝鮮唐津
                                 盃   初期伊万里花文盃
 

レシピ 
  1、ラディシュは葉と根を取り、よく洗う。
  2、小粒では4面に、大粒では5面に重なるように、
    包丁目を入れて水に放つ。
  3、赤と白の綺麗な花が咲いたようになります。
  4、器に盛り、葉をあしらって色どりにします。
  5、塩かマヨネーズをつけていただきます。

私は狛江市に住んでおります。まだ沢山の農地が有り、野菜
作りが盛んです。けさ農協の売店に初物として出ておりました。
色も美しく、柔らかそうでしたので、この様に取り合わせて
みました。

鉄製灯火器

2008 年 8 月 23 日 土曜日

     

                                                    花     やぶがらし

                                                   花器     鉄製灯火器     

                                                   器   初期伊万里蘭の手盃

 

   赤々と 日はつれなくも 秋の風          松尾 芭蕉

花の名は、やぶがらしと言う不名誉な名前をいただいておりますが、 草花を覆いつくす程の繁殖力、生命力を持つ強い蔓性の植物です。名前とは反対にかわいらしい花をつけます。よく観てみますと、手入れの良く行き届いた庭や垣根などにははびこっておりません。いつも心のお手入れを怠りなく生活出来ましたら宜しいですね。

利休七則を思いつつ花は野にあるように活けて見ました。

利休七則

1、 茶は服のよきように点て

2、 炭は湯の沸くように置き

3、 花は野にあるように

4、 夏は涼しく冬暖かに

5、 刻限は早めに

6、 降らずとも傘の用意

7、 相客の心せよ

この七則は茶道の心得として重要事ですが、よくよく味読しますと、相手の立場にたって思いやる心の持ち様、工夫を述べております。この精神は人生万般に通用するのではないかと思います。

茗荷の花

2008 年 8 月 16 日 土曜日

花     茗荷の花
器     ビードロ型吹き輪花盃
盆     木地糸目盆

 

残暑お見舞い申し上げます
この時期素麺などの薬味として、味噌汁の実としてよく使われますが、売っていますものには花が付いておりませんのでこんな愛らしい花が咲いているとはご存じない方もおおいとおもいます。茎の群生をかき分けますと、地上に花が咲き茗荷のありかを知らせてくれます。
昔から「茗荷を食べると物忘れがひどくなる」とよく言われますが、これは、お釈迦様の弟子のチューラパンダカが、自分の名前さえ忘れてしまうので、お釈迦様は名札をつけて忘れないようにさせましたが、その名札を付けていることさえも忘れてしまう、とうとう死ぬまで自分の名前を覚えられなかった。というその弟子が亡くなったその墓に咲いていた花で「彼は、自分の名前を荷って苦労してきた」ということでこの花の名前に茗荷とついたそうです。
茗荷と物忘れとの因果関係はないそうですので、夏の風味として大いに召し上がって下さい。

ここでお釈迦様の話が出ましたので、原始仏教の経典 法句経 の言葉を挙げさせて頂きます。

    第十二品  自己
      160
      おのれこそ       おのれのよるべ
      おのれを措きて    誰によるべぞ
      よくととのえし      おのれこそ
      まことえがたき     よるべをぞ獲ん

第3回  酒器展開催

2008 年 8 月 7 日 木曜日

期日  平成20年10月11日(土)~10月19日(日)
場所  甲斐にて

 日本 中国 韓国の徳利 盃  盆等取り揃えてお待ち申し上げます。
 酒類販売店のご協力、提供をお受けしまして、おいしい酒、焼酎等用意してございますので、試飲方々お出かけ下さい。

徳利  井戸   高さ 12cm
盃   三島   口径 9、9cm
盆   漆絵葡萄文

骨董の店 甲斐が取り上げられております本、雑誌

2008 年 8 月 7 日 木曜日

平凡社      別冊 太陽  「東京の骨董やさん」
平凡社      別冊 太陽 「徳利と盃」    1944年刊
平凡社     「骨董屋という仕事 35人の目利きたち」
                  青柳 恵介著 1997年刊
(株)里文出版 「古いものに恋をして 骨董屋の女主人たち」
                  千葉 望著  2006年刊

        どうぞお読み下さい。