氣の呼吸法と健康 13
2009 年 7 月 7 日 火曜日佐藤一斎著
言志四録(2)
言志後録 55 日々の心得
志気は鋭からんことを欲し、操履(そうり)は端(ただし)からんことを欲し、
品望は高からんことを欲し、識量は豁(ひろ)からんことを欲し、
造詣は深からんことを欲し、見解は実ならんことを欲す。
訳文
心の勢いは鋭くありたく、行いは端正でありたく、
品位や人望は高くありたく、見識や度量は広くありたく、
学問、技芸のきわめかたは深くありたく、ものの見方や解釈は真実でありたい。
言志後禄:全255条。佐藤一斎57歳(1828年)から67歳(1838年)までに執筆されたもの
素晴らしい言葉ですね。
読ましていただいているだけでも、背筋がすっと伸びて参ります。
いくつになっても、私たちは、素晴らしい人、言葉、文章、自然、造詣にめぐりあう
ことが出来ましたら、その時から新たな精神と肉体とを作り出すことが出来ると思います。
私もこの年齢になりまして、この様な境地を目指して 日々勤めております。
それは又喜びでも有ります。
この喜びや実践が明日への活力に繋がっているのではないかと思います。
佐藤一斎先生も日々呼吸法を実践していらっしゃいました。