氣の呼吸法と健康

2008 年 12 月 11 日

           二

 9月10日に氣の呼吸法について少し触れましたが、まず、その効果、特質を
上げてみましょう。

・免疫機能が高まる(自然治癒力。病気にたいする抵抗力が高まる)
・心身ともにリラックスする(心身ともに落ち着きを得る)
・全身の血行が良くなる(冷え性の改善など)
・肌年齢が若くなる(美容効果が高まる)
・ストレスをうけにくくなる(感情のコントロールができるようになる)
・質の高い睡眠が得られるようになる(不眠症や疲れやすさの改善)
・更年期障害や自律神経失調症を改善できる(心と身体の病気からの回復)
・家庭や職場でプラスの人間関係を築ける(コミニュケーションの改善)
・潜在意識がプラスに変わる(夢や成功の実現)

    藤平 光一著 氣の呼吸法  全身に酸素を送り治癒力を高める 
                           幻冬舎 より

   藤平光一先生は私が学んだ「氣の健康学院」の宗主であらせられます。

如何ですか
これら、医師にも掛らず、高価なエステに通うこともなく、自分ひとりの、
継続する意志と力があれば、なんにも変えがたい、生命力の高まり、健康、
心の平安、忍耐力、事の成り行き等を受け入れる寛容さ、思いやりある心
等々、人として生き行く上の重大事を勝ち取ることが出来ます。
社会的にも一人一人が一日30分から1時間の呼吸法の実践により、
今問題の医療費も随分と軽減され、社会に貢献できることと思います。

次回は私の呼吸法の実践をふまえてお話できましたら嬉しく存じます。

             10月24日書いた分

氣の呼吸法と健康

2008 年 12 月 11 日

                              一

前回はウォーキングの効用について少しばかり書かせていただきましたが、
今回から氣の呼吸法について書かせて頂きます。
私達は呼吸することによりまして生命維持をしております。然し乍この呼吸
の深浅により、健康に、あるいは人生の生き方までにも大きな影響をあたえ
ますが、生まれてより無意識に呼吸をして、普通に生活をしておりますので、
呼吸の仕方の重要性に氣付くことなく日常を過ごしております。

90歳、100歳と現役で活躍なさっておられます方々の日常生活を読んだり
、お聞きしますと必ずと言ってよいほど、呼吸法、柔軟体操、思索して書く行
為を習慣化しておられます。
呼吸法によって、血液の循環を良くして、それぞれの細胞を活性化し、全身溌剌
とした容姿で前向きに仕事に取り組んでおられます。
柔軟体操によって筋肉を柔軟にし、筋肉の衰えを防ぎ、手足の、身体全体の動き
を機敏にしています。身体の柔軟性は脳の柔軟性にも結びついているようです。
思索して書く これは脳細胞を非常に活発化すると同時に、たいへん柔軟な思考
で、色々なことに興味を示し、ご自分の専門分野でも裾野を広げて、なおかつ美
しい高みにまでしておられます。

佐藤一斎先生の言志四録の中に
 少にして学べば  壮にして為すあり
 壮にして学べば  老いてますますさかんなり
 老いて学べば   死しても朽ちず
 

まさにこの言葉をこれらの方々は実践なさっているのです。

さあ、無意識呼吸を氣の呼吸法に変えて明るく、溌剌とした姿で前に進めますよう
、一緒に実践しましょう

          9月10日書いた分

お知らせ

2008 年 12 月 11 日

いつも 骨董の店 甲斐 のHP見て頂きまして誠に有難う存じ
上げます。
お陰様にて、反響もよく、特に 氣の呼吸法 は文章を読んで
実践なさっている方も多いようですので、おもてなしの花
から独立しまして、コラムの中で「氣の呼吸法と健康」と題して続けて参ります。
引き続き、ご愛読の程おねがい申し上げます。

信楽蹲壷

2008 年 12 月 11 日

                         器   信楽蹲壷
                       花   白玉椿 水仙

高さ16cmのまことに寸法の宜しき、赤肌の勝った、桧垣文のある
信楽蹲壷に清楚な白玉椿と水仙を生けてみました。

昆布重ね煮

2008 年 12 月 7 日


                                               器   瀬戸筋文皿
                                               徳利  井戸徳利
                                                盃   美濃鉄釉天目盃
 
レシピ
 
 1、羅臼昆布のような幅広の昆布の表面を濡れフキンで綺麗に拭き、
   たっぷりの水に、柔らかくなるまで浸けておく。
 2、鍋の幅の長さに切った昆布を7,8枚重ねて、戻したかんぴょう
   で2箇所ぐらい軽く結わえておく。
 3、重ねた昆布を鍋に入れ、昆布をもどした水を、昆布が隠れるぐら
   い入れ、醤油、酒、塩、砂糖を好みの味付けより少し濃い目の味
   付けにして、ことこと水分が無くなるまで煮詰めます。
 4、艶やかに煮あがりましたら、冷めるまでそのまま置いておきます。
 5、冷えたら好みの大きさに切り、器に盛って芥子の実をふりかけま
   す。
 6、野菜の炊き合わせを、彩り良く付け合せましょう。

唐津トチン

2008 年 11 月 28 日

                    花   白玉椿、 藪椿
                    器   唐津トチン 高さ 24cm
 

唐津のトチンでは、高さ14~15cm位で、何度も焼いて自然釉がたっぷり
掛かって花活けに使用できるものをまま、見かけますが、この様に高さと
径のあるのを私は見たことがありませんでした。普通のトチンを二つ重ね
て高さを出しています。備前のような焼きシメ肌の中に白磁の釉が垂れて
景色を添えております。
  

一口ラディシュ

2008 年 11 月 15 日

                            肴   ラディシュ
                            器   三島皿
                            酒器  徳利  朝鮮唐津
                                 盃   初期伊万里花文盃
 

レシピ 
  1、ラディシュは葉と根を取り、よく洗う。
  2、小粒では4面に、大粒では5面に重なるように、
    包丁目を入れて水に放つ。
  3、赤と白の綺麗な花が咲いたようになります。
  4、器に盛り、葉をあしらって色どりにします。
  5、塩かマヨネーズをつけていただきます。

私は狛江市に住んでおります。まだ沢山の農地が有り、野菜
作りが盛んです。けさ農協の売店に初物として出ておりました。
色も美しく、柔らかそうでしたので、この様に取り合わせて
みました。

残菊

2008 年 11 月 12 日

                              花  小菊
                              器  朱塗り片口

    うすくこくうつろう菊のまがきかなこれも千草の花とみるまで
                     「草庵集」   頓阿法師

 

白玉椿

2008 年 11 月 6 日

 

                                  花   白玉椿
                                  籠   あけびの蔓籠

 

白玉椿が咲き始め、一段と冷え込んで参りました。

セイロン ライティア

2008 年 10 月 24 日

                                    花       セイロンライティア ほととぎす 水引
                           花器   曲げ物の弁当箱

早朝の多摩川の土手をウォーキングしておりますと朝靄の中に川面から立ち
上がる湯気が仄見えて、秋の深まりを覚えます。

第3回 酒器展終了と御礼

2008 年 10 月 21 日

第3回 酒器展、
平成20年10月11日~10月19日  甲斐にて

無事終了することが出来ました。
アメリカに端を発する株価暴落騒動の連日のニュースに
出足も遅くどうなるかと内心、気が気でない思いでした。
そんな中でも、皆様の温かいご支援を賜りまして、心より
感謝申し上げます。
有難う御座いました。

使って楽しい、飲んで嬉しい、触って心なごむ。
そんな酒器がまだございます。
どうぞ観にいらしてください。

吊花

2008 年 10 月 7 日

                                               花  吊花
                                              花器 美濃鉄釉双耳掛花入れ

 

道を歩いておりますと、金木犀、銀木犀の甘い香りがどこからとも
漂ってきます此の頃でございます。この香りがするころは、
秋の深まりを覚えます。

今回は庭の木の吊花を生けてみました。
初夏に小さな白い花をつけますが。この時はなんでもない
目立たない花ですが、秋になり実がはぜる頃になりますと
俄然に自己を主張し出します。
私には、精一杯自己を主張して吊下がっているこの実が
いとおしく、美しく見えます。                  

彼岸花

2008 年 9 月 25 日

                             花    彼岸花

                             花器   石皿

別名 曼寿紗華 という美しい名前がありますが、秋の彼岸ごろ咲くので
この名前があります。
今、多摩川の土手にも所々群生していて、土手をウォーキング、ジョギング、
犬の散歩をしている人達の目を楽しませてくれます。くっきりした秋の空に
彼岸花の鮮紅色が映えて、美しい光景です。

                           

2008 年 9 月 10 日

      

                花器       魚籠

                花         薄 鶏頭 竜胆 小菊

 薄の穂が日に映えてとても美しい、気持ち良い季節になって参りました。

                         前回と同じ花器を使用しまして失礼します

魚籠

2008 年 8 月 31 日

 
                       花入れ    魚籠
                       花      野ぼたん  山葡萄

ここ1週間曇天、雨が続きましたらすっかり気温が下がり、涼しくなって来ました。
集中豪雨で被害にあわれました方々に心よりお見舞い申し上げます。

私は健康維持のため毎朝5km位を早足でウォーキングしております。通常は多摩川の土手を歩きます。時には土手に咲いている草花に見入ったり、摘んだり、光や、風や川音の変化を身体全身の感覚で受け止めて、天地の壮大な氣を頂くような思いで歩いておりますと、生きている喜び、感謝の念に包まれることがあります。気持ちが落ち込んだり、むしゃくしゃした時,自信を無くした時、体力低下の時、思い悩んでいる時などには率先してウォーキングしてみると宜しいかとお勧めします。1時間も歩きましたらそれらの悩みは解消されて新たな意欲が湧いてきます。これが習慣化しましたら、筋力増加に伴い、体力は増進し、脳細胞も活性化して、プラス思考にきり変わると、良いことずくめです。

      

鉄製灯火器

2008 年 8 月 23 日

     

                                                    花     やぶがらし

                                                   花器     鉄製灯火器     

                                                   器   初期伊万里蘭の手盃

 

   赤々と 日はつれなくも 秋の風          松尾 芭蕉

花の名は、やぶがらしと言う不名誉な名前をいただいておりますが、 草花を覆いつくす程の繁殖力、生命力を持つ強い蔓性の植物です。名前とは反対にかわいらしい花をつけます。よく観てみますと、手入れの良く行き届いた庭や垣根などにははびこっておりません。いつも心のお手入れを怠りなく生活出来ましたら宜しいですね。

利休七則を思いつつ花は野にあるように活けて見ました。

利休七則

1、 茶は服のよきように点て

2、 炭は湯の沸くように置き

3、 花は野にあるように

4、 夏は涼しく冬暖かに

5、 刻限は早めに

6、 降らずとも傘の用意

7、 相客の心せよ

この七則は茶道の心得として重要事ですが、よくよく味読しますと、相手の立場にたって思いやる心の持ち様、工夫を述べております。この精神は人生万般に通用するのではないかと思います。

茗荷の花

2008 年 8 月 16 日

花     茗荷の花
器     ビードロ型吹き輪花盃
盆     木地糸目盆

 

残暑お見舞い申し上げます
この時期素麺などの薬味として、味噌汁の実としてよく使われますが、売っていますものには花が付いておりませんのでこんな愛らしい花が咲いているとはご存じない方もおおいとおもいます。茎の群生をかき分けますと、地上に花が咲き茗荷のありかを知らせてくれます。
昔から「茗荷を食べると物忘れがひどくなる」とよく言われますが、これは、お釈迦様の弟子のチューラパンダカが、自分の名前さえ忘れてしまうので、お釈迦様は名札をつけて忘れないようにさせましたが、その名札を付けていることさえも忘れてしまう、とうとう死ぬまで自分の名前を覚えられなかった。というその弟子が亡くなったその墓に咲いていた花で「彼は、自分の名前を荷って苦労してきた」ということでこの花の名前に茗荷とついたそうです。
茗荷と物忘れとの因果関係はないそうですので、夏の風味として大いに召し上がって下さい。

ここでお釈迦様の話が出ましたので、原始仏教の経典 法句経 の言葉を挙げさせて頂きます。

    第十二品  自己
      160
      おのれこそ       おのれのよるべ
      おのれを措きて    誰によるべぞ
      よくととのえし      おのれこそ
      まことえがたき     よるべをぞ獲ん

美濃鉄釉双耳掛花入れ

2008 年 8 月 7 日

花    宗旦木槿
花器   美濃鉄釉双耳掛花入れ

高さ   17、5cm

宗旦が愛好したところから、この名が出たということです。
一日花ですので、飾るタイミングの難しい花です。
街路樹、庭木として多く植えられていますので、どこでも目に触れることが出来ます。白、紫、日の丸とあります。
気品がありまして、夏の暑さをひと時忘れさせてくれます。

第3回  酒器展開催

2008 年 8 月 7 日

期日  平成20年10月11日(土)~10月19日(日)
場所  甲斐にて

 日本 中国 韓国の徳利 盃  盆等取り揃えてお待ち申し上げます。
 酒類販売店のご協力、提供をお受けしまして、おいしい酒、焼酎等用意してございますので、試飲方々お出かけ下さい。

徳利  井戸   高さ 12cm
盃   三島   口径 9、9cm
盆   漆絵葡萄文

骨董の店 甲斐が取り上げられております本、雑誌

2008 年 8 月 7 日

平凡社      別冊 太陽  「東京の骨董やさん」
平凡社      別冊 太陽 「徳利と盃」    1944年刊
平凡社     「骨董屋という仕事 35人の目利きたち」
                  青柳 恵介著 1997年刊
(株)里文出版 「古いものに恋をして 骨董屋の女主人たち」
                  千葉 望著  2006年刊

        どうぞお読み下さい。

杵形掛花入れ

2008 年 7 月 20 日

 

                                   木製 杵形掛花入れ 高さ 26、5cm
                                    花  百合

皆様今日は。ようこそいらっしゃいませ。
まず玄関で花がお出迎え申し上げます。
花の風情と共に、季節の移り変わりを感じ取って頂ければ嬉しいです。