多摩川土手の秋の野草
2010 年 10 月 6 日花 薄、よめな、いたどり、えのころ草、彼岸花
花器 瀬戸石皿
10月に入りましても半袖姿でいられます今年は多摩川の
土手の草木もまだ青々としておりますが、秋を告げる薄、
よめな、彼岸花が今を盛りに咲き誇っております。
それにいたしましても土手のウォーキング者の多くなりま
したこと。昨年に比しても倍位になったのではないでしょ
うか。特に50代後半以降が多くなったように見受けられま
す。
一人で、ご夫妻で、3人ぐらいの友達同士でと、嬉々とし
て汗を流しております。
中には顔なじみになりまして二言、三言、言葉を交わす方
も出来ました。
この中の一人の小柄なご婦人は軽い脳梗塞の後遺症で右手
が不自由で杖をついてリハビリ方々ウォーキングをしてお
りましたが、4,5か月立ちましたら、何とも力強い歩き方に
なって参りました。顔にも笑みが漏れるようになり、杖を
手放せるのももう間近ではないでしょうか。その効果は素晴
らしく、私も思わず応援の言葉を掛けてしまいます。
毎日歩くことが心身の健康をもたらすのに大変効果がある
ことは、このご婦人の例を見ても良く分かります。
どうぞ皆さまも大いに歩いて健康になって下さい。
これにはお金はかかりませんが、大変な意志力と実行力を
必要とします。
曼寿紗華
2010 年 9 月 23 日花 曼寿紗華
花器 瀬戸石皿
別名彼岸花と言いますが、丁度秋の彼岸ごろ咲く
からでしょうか。
真っ赤な華やかな花を付けて群生します。その部分
まるで真っ赤な絨毯を敷きつめた様で目に鮮やかな
光景です。
この花はなんとも不思議な生態で、開花後晩秋ご
ろになりますと茎がなくなってしまい、その後に
深緑で艶やかな線型の細い葉をロゼット状に出しま
す。
その葉も春ごろになりますと消えてしまい、その場
所には表面は何もなくなってしまいますが、開花期
になるとにょきにょき花芽を付けて伸びてきます。
それでこの花は花のときには葉がなく、葉のときに
は花がないことから
「花は葉を思い、葉は花を思う」
といわれ、、韓国ではこの花を「サンチョ(相思華)」
と呼ぶそうです。
然し大変毒性の強い花ですので間違っても口に入れない
よう注意をしましょう。
鎌倉時代古銅の水注に秋明菊を活ける
2010 年 9 月 21 日さつま芋の花
2010 年 9 月 10 日花 さつま芋の花
花器 鉄製農器具、唐津皮鯨盃(口径 11㎝)
今朝久しぶりに多摩川の土手を東京湾に向かって下り、帰りは
並行してある遊歩道を歩いておりますと、隣接している畑に
さつま芋の花が咲いているではありませんか。
私は生まれて初めてさつま芋の花を見ました。
調べましたらさつま芋はひるがお科と言うことですが、めった
に花を付けないそうです。今年の異常気象のせいでしょうか。
さつま芋の花はラッパ状に開き、真ん中を紫色に染め、全体は
薄いピンク色で、ひる顔の花に似てとても愛らしく、美しいで
す。
さつま芋は大変生命力、繁殖力の強い植物で茎を挿しておくだけ
で根が生えてきますので、鉢に挿木して来年花が楽しめたら嬉し
いです
トルコ桔梗、初雪草
2010 年 8 月 31 日花 トルコ桔梗 初雪草
花器 鉄製農器具
今年の夏は殊のほかの猛暑で、然も雨が降りませんので、
ウォーキングをしておりましても、葉の枯れている、あるいは
立ち枯れている草木が目立ちます。
野菜園、果樹園等天を仰いで苦慮していることと察します。
ひと雨欲しいところです。
昨年この農機具に花を活けましたとき、私も農家の娘として
育ちましたことを書きましたが、私が小学校5,6年の頃
だったでしょうか、夏の日照りが続き、地割れがひどく、当時
はまだ自動車もありませんでしたので、耕運機にドラムカン
2本を積んで遠くの川まで水を汲みに行きそれを畑に撒く、
まさに焼け石に水の状態でしたが、私も小さいながら、必死で
手伝いました記憶が有ります。
そんな土地だけに、村に水道が通った時の感激は今でも忘れま
せん。山から引いたその水道水は各畑にスプリンクラーを設置
して、果樹栽培では有数な土地になっております。
この暑さが今週末つ位まで続きそうです。
皆さまご自愛の程お祈り申し上げます。
ひまわりと鉄砲百合
2010 年 8 月 10 日風船かずら
2010 年 7 月 18 日つきぬき忍冬
2010 年 7 月 14 日 花 つきぬき忍冬
花器 籠掛け花入れ
忍冬唐草は日本の古代の仏教美術の文様に始まって
金工品、漆芸品、染色品と古代から近代まで幅広く
愛され、使われ続けております。
この木は大変繁殖力が強く、年ごとに花をたくさん
付けます。
この故に古代から、繁栄、繁殖を願って文様として
愛され続けておるのでしょうか。
私はこの花を観るたびに、亡き母の優しい顔を思い
出します。
まだ母が丈夫な頃、年に1~2回私の家に遊びに来
ておりました。
その時もそぼ降る天気でしたが、母と二人、家の周
りを散歩している時でした。よその家の塀に沿って
このつきぬき忍冬の花がびっしりと満開に垂れ下が
っておりました。
それを観た母の顔は満面の笑みで何と美しいでしょ
うと暫く花を見上げてそこに佇んでおりました。
私はその時まで、その花の名前を知りませんでした
ので、なんという名前と聞きましたら つきぬき忍冬
だよと優しい声で教えてくれました。
薊、白桔梗
2010 年 7 月 5 日 花 薊、白桔梗
花器 籠花活け
あざみの歌
作詞 横井 弘
作曲 八洲 秀章
昭和24年
1 山には山の 愁い有り
海には海の 悲しみや
まして心の 花ぞのに
咲きし薊の 花ならば
2 高嶺の百合の それよりも
秘めたる夢を ひとすじに
くれない燃ゆる その姿
あざみに深き わが想い
3 いとしき花よ 汝はあざみ
こころの花よ 汝はあざみ
さだめの径は はてなくも
香れよせめて わが胸に
あざみの歌を歌いながら、この歌詞を書いておりますと、
若き青雲の志を持って日々過ごしておりました頃をおも
いだし、胸がきゅんとなります。
あざみは可憐な花を咲かせますが、それを手折ろうと
しますと堅い棘にはばまれます。
「美しい花には棘が有る」と言われますが、人も物も
同じ様な傾向が有るようにおもいます。
百合、半化粧、鋸草
2010 年 6 月 26 日御礼
2010 年 6 月 25 日
日ごと暑さ増しますこの頃で御座いますが
ご清祥のことと嬉しく存じ上げます。
6月11日~6月20日の
甲斐に遊ぶ
30周年記念 唐津と李朝の響宴 展
多くの方々にご来店頂きまして有難う御座いました。
お蔭さまで無事終了することができました。
新しいお客様との出会い、久しぶりのお客様との
解逅と有意義な毎日で御座いました。
まだまだ厳しい現実では御座いましたが、これで
40周年に向けて新たな気持ちで歩む事が出来るかと
思いますと感謝の気持ちで一杯で御座います。
これからもどうぞ宜しくお願い申し上げます。
皆さま方のご健勝を心よりお祈り申し上げます。
白色河原撫子
2010 年 6 月 7 日李朝白磁丸壷に山法師を活ける
2010 年 5 月 24 日30周年記念 唐津と李朝の響宴展 開催のお知らせ
2010 年 5 月 12 日
ごあいさつ
皆さまご清祥にお過ごしのことと嬉しく存じあげます。
此のたび 骨董の店 甲斐 三〇周年記念といたしまして
唐津と李朝の響宴展 を開催いたします。
使って楽しめる器、眺めているだけで心癒される器を取り上げてみました。
特に徳利、盃の取り合わせは唐津と李朝がすっと寄り添うように馴染みます。
お楽しみ頂けましたら幸いでございます。
皆さまお誘いの上ご来店くださいますようご案内申し上げます。
平成二十二年五月吉日
会期 平成22年6月11日(金)~20日(日)
時間 午前11時~午後6時
会場 甲斐にて
白花菖蒲
2010 年 5 月 8 日白花春蘭
2010 年 5 月 3 日雛罌粟(ひなげし)
2010 年 4 月 8 日クリスマス ローズ
2010 年 3 月 31 日あけびの花
2010 年 3 月 28 日桜
2010 年 3 月 21 日貝母百合
2010 年 3 月 13 日サンシュウの花と蕗の董の花
2010 年 3 月 3 日花 サンシュウの花 蕗のとうの花
花器 丹波火もらい
サンシュウの花は、春つげ花と申しましょうか、宮崎の椎葉地方の民謡
ひえつき節の冒頭で、”庭のサンシュウの木”と歌われておりますが、
これがこの花です。
今朝もウォーキングしておりますとき、満開の大木を偶然にも観ました。
黄色の花が木一杯に咲いて、そこだけが、いち早く春が来たような明るく
温かな感じでした。
蕗のとうは芽が出てすぐの物を、てんぷら、味噌炒め、味噌汁の実等で
頂きます。今年もすでデパートやスーパー等に出回っておりますので
もう召し上がった方もあるかとおもいます。
香りが強く、ほんのり苦みがあり、酒の肴にはもってこいの食材です。
芽がこのような花になります。
花はじみで目立たない花です。
氣の呼吸法と健康 19
2010 年 2 月 26 日 私は毎日呼吸法やウォーキング,人参、リンゴ、キャベツの
生ジュースの飲料を実践しまして、自分の健康を維持いたして
おりますので、他の方法にも大変興味が有ります。
まずそれらを本などで読んで、その著者の言葉に賛同出来るか
出来ないかをを見極め、その上毎日、あるいは一週間に4日は
無理なく実践出来るかどうかを検討したうえで取り入れます。
その一つに
「体を温めると病気は必ず治る」 三笠書房
医学博士 イシハラクリニック院長 石原結實著
が有ります。
この先生がおっしゃいますには、
体温が1度下がると免疫力は30%以上にも落ちる。逆に平熱より
体温が1度上昇するだけで、免疫力が5~6倍にもなる。
ですから、冷えは、不定愁訴、体調不良、高血圧、糖尿病、動脈
硬化、高脂血症などの生活習慣病や話題になっているメタボリック
シンドローム、さらには癌や鬱という心の問題にまで影響を及ぼし
ている。
水を冷やせば氷になる。食べ物は冷蔵庫に入れれば硬くなるように、
宇宙のあらゆる物体は冷えると硬くなる。つまり癌や血栓症も例外
ではない。
懇切丁寧な本ですので興味ある方はそちらをお読み下さい。
この中で体を温め、血液の流れを燃焼させて、病気や不調を直すの
に、一番簡単な方法は、この一日2食(食べ過ぎを防ぐ)プラス
生姜紅茶または人参、リンゴジュースの「体温を温めるための基本食
の励行と言われております。
生姜、人参、リンゴそれぞれは一年中安く大量に出回っております
のでその面倒さ(ジューサーの手入れ)をいとわなければ安価で
栄養価の高いジュースを楽しめます。
その中に私はスーパーでキャベツの一番上の青々とした葉で捨てら
れたのをもらってきて良く洗い、一晩水につけて置きますとみずみ
ずしい葉になりますので、それも加えてジュースを作り、一週間で
5日は飲んでおります。
身体を温めるということでは、いままでに 氣の呼吸法と健康 で
申し述べてきました 氣の呼吸法 が一番効果が有ると私は思います。
かっての私は体温が低くかったのでしょう。いつも不定愁訴を訴え
ておりました。それといつも主人と手をつないで歩いておりました。
主人の温かい手で私の冷たい手を温めてもらっておりました。
今、思い出しますと、主人は悪性リンパ腫でなくなりましたが、
入院前に手をつないだ時に非常に手が冷たかった事を覚えております。
今では、手足が温かく寝込む事はありません。
病気を未然に防ぐためには、食事への配慮、運動による下肢の筋肉
増強、氣の呼吸法等をうまく組み合わせて毎日実践することが大変
重要なことのようにおもいます。
皆さまもどれか一つ出来ることを継続してみて下さい。
三又、やぶ椿
2010 年 2 月 10 日水仙
2010 年 2 月 5 日氣の呼吸法と健康 18
2010 年 1 月 28 日 氣の呼吸法と健康 久々でございます
皆さまお元気のことと存じ上げます。
昨年11月以来 氣の呼吸法と健康 は、自宅の引っ越しが
有りまして休筆させて頂きました。
その時何人かの方に、歳を取っての引っ越しは、体調を崩すか、
死に至る病を誘発するおそれがあるから注意してくださいとの
お言葉を頂きました。
私は腰痛を少し起こした程度で、引っ越しの済んだ翌々日から
店に出たり、出張をこなしたり、引っ越しの荷物整理をしたり、
朝のウォーキングも今まで通りと、休養することもなく元気
にしております。
このように元気でいられますのも、毎日30分~1時間の氣の呼吸
法と毎日のウォーキングのお蔭と感謝いたしております。
そのような中で昨年暮れ馴染みのお客様が店に見えられまして
身体の不調を訴えられますので、氣圧療法を肩、首筋、背中に
させて頂きました。身体全体が軽くなったと喜んで頂きました。
その時、精神的ストレス、不眠症、運動不足や姿勢の悪さによ
る身体の硬さ等々の不定愁訴は毎日30分~1時間の呼吸法を実践
しましたら、薄皮を剥ぐようにそれらの諸症状から解放されるよ
うになりますので年が明けましたら、一緒に氣の呼吸法をなさい
ましょうと申し述べました所、昨日、氣の呼吸法の仕方の練習に
見えて下さいました。
まず身体の力を抜いた統一体(心身一如の盤石な姿勢)を会得し
て頂きましてから、呼くことだけを10分位繰り返し練習しまして、
それから吸い方の練習を5分位します。
それらが出来るようになりましたら、呼く吸う、呼く吸う(ワン
サイクルを20秒~25秒)を繰り返し30分位練習いたしました。
初めての方でも呼くのに10秒~15秒出来るようになりびっくりし
ておりました。これは、心身統一の状態ですからこのように出来
るのです。
身体に力が入ったまま呼吸法をしますとますます身体に力が入り
逆効果になり、しないほうがマシの状態になってしまいます。
このように繰り返し練習をしておりますと、終わった後は、精神
的に落ち着きがみられた、身体の解放感が得られたとのお言葉で
御座いました。
就寝前の30分~1時間の実践を約束しまして、来る時より軽い足
どりでお帰りになりました。
1~2か月後にお会いするのが楽しみです。
紅梅
2010 年 1 月 27 日紅梅 白百合 ストック
2010 年 1 月 15 日花 紅梅、白百合、ストック
花器 黒信楽大壺
紅梅に華やかな白百合の花と濃い紫色のストックを配し
て活けてみました。
ストックは杖の意味のだそうで、花の割に幹や茎がしっ
かりしております。
花言葉は「未来を見つめる」、「努力」、「思いやり」だ
そうで、初春にふさわしい花と思います。
その中でも紫色の花は「おおらかな愛情」だそうです。
梅も百合もストックもそれぞれ香りの強い花ですが、
それぞれが牽制しあうのでしょうか、あまり強烈な香り
はせず、温かな包み込むような香りを発しております。
これらの花は私の住まいの地元狛江産の花々です。
梅は毎年春先は花を楽しみ、梅雨時には梅酒と梅干を
漬けて、真夏、店に見えますますお客さま方とご一緒に
暑気祓いに飲んで楽しみます。
今年も狛江の花々でお楽しみいただきたく存じ上げます。