おもてなしの花
3寸あやめと姫うつぎ
2009 年 4 月 21 日 火曜日紫蘭
2009 年 4 月 16 日 木曜日 花 紫蘭
花器 手提げ煙草盆
禁煙、嫌煙で今煙草を吸う方は肩身の狭いおもいをしておりますが、
もう少し大らかなやりようはないものでしょうか。
わたくしも、以前は一日一箱ぐらい吸っておりましたが、喉を痛めて
自然に止められました。
禁煙、嫌煙と言葉を大にして、色々制限しても、吸っている方々を
ながめておりますと、一向に止める気配はみえません。揶揄している
ようです。
煙草も適度に吸うのであれば、精神の落ち着き、気分転換の効用、
間の上手なもたせ方等、利点もあると思います。
茶の世界では、寄り付きに煙草盆をおいて、その中の火入れで、その時
の亭主の茶会の力量を見せるという粋な計らいをしますので、煙草盆
火入れにはことのほか神経を使います。
この煙草盆はごく普通の煙草盆ですが、出会ったときから花器で生かして
みたいと想い大好きな紫蘭を活けてみました。
花みずきと山吹の花
2009 年 4 月 12 日 日曜日利休梅
2009 年 4 月 7 日 火曜日あけび
2009 年 3 月 28 日 土曜日きぶしの花
2009 年 3 月 24 日 火曜日 花 きぶし、貝母
花器 大籠
私の住んでおります狛江市は以前は小川が多かった
のでしょうか。今はそれらを整備して遊歩道にして、両サイドに
沢山の木々が植えられております。
今のこの時期ですとたちどころに、木のものですと連翹、木瓜、
伊予みずき、日向みずき、雪柳、木蓮、あかば李、利休梅、辛夷
さんしゅう、椿、あけびの花、きぶし
草花ですとシャガ、貝母、水仙、仏の座、等16,7種類の草花が
目に飛び込んで参ります。
このきぶし、貝母もそんな中の一種類です。
行きは藪鶯の声を聞きながら多摩川の土手を2キロ程歩き、帰りは
遊歩道の木々の花を楽しみながら歩きます。
毎日命洗われる思いです。
籠は「籠花活」と書かれた古い箱に入っております。
辛夷の花
2009 年 3 月 13 日 金曜日 花 辛夷 椿(園芸品種)
花器 唐津さや
白樺(しらかば) 青空 南風
こぶし咲くあの丘 北国の
ああ 北国の春
季節が都会ではわからないだろうと
届いたおふくろの小さな包み
あの故郷(ふるさと)へ帰ろかな 帰ろかな
この歌は千 昌夫が歌ってヒットした歌ですのでご存知の方も多いかと
思います。
かってこの花が農作業を始める目安になっていたようです。
狛江にもところどころ農家の庭に大きな辛夷の木があります。目安にして
いたのでしょうか。
いまの時期、枝いっぱいに白い花を付け、天を衝くように、ほのかな香り
を漂わせて咲いております。
晴れた日は、空の青さと辛夷の白とが合いまって、それはそれは美しい
光景です。
縄文注口土器に生ける
2009 年 3 月 13 日 金曜日春の息吹
2009 年 2 月 18 日 水曜日瀬戸麦藁文手焙り
2009 年 2 月 11 日 水曜日新羅須恵器壷
2009 年 1 月 23 日 金曜日藪椿と金柑
2008 年 12 月 23 日 火曜日信楽蹲壷
2008 年 12 月 11 日 木曜日唐津トチン
2008 年 11 月 28 日 金曜日残菊
2008 年 11 月 12 日 水曜日白玉椿
2008 年 11 月 6 日 木曜日セイロン ライティア
2008 年 10 月 24 日 金曜日吊花
2008 年 10 月 7 日 火曜日彼岸花
2008 年 9 月 25 日 木曜日薄
2008 年 9 月 10 日 水曜日魚籠
2008 年 8 月 31 日 日曜日ここ1週間曇天、雨が続きましたらすっかり気温が下がり、涼しくなって来ました。
集中豪雨で被害にあわれました方々に心よりお見舞い申し上げます。
私は健康維持のため毎朝5km位を早足でウォーキングしております。通常は多摩川の土手を歩きます。時には土手に咲いている草花に見入ったり、摘んだり、光や、風や川音の変化を身体全身の感覚で受け止めて、天地の壮大な氣を頂くような思いで歩いておりますと、生きている喜び、感謝の念に包まれることがあります。気持ちが落ち込んだり、むしゃくしゃした時,自信を無くした時、体力低下の時、思い悩んでいる時などには率先してウォーキングしてみると宜しいかとお勧めします。1時間も歩きましたらそれらの悩みは解消されて新たな意欲が湧いてきます。これが習慣化しましたら、筋力増加に伴い、体力は増進し、脳細胞も活性化して、プラス思考にきり変わると、良いことずくめです。
鉄製灯火器
2008 年 8 月 23 日 土曜日花 やぶがらし
花器 鉄製灯火器
器 初期伊万里蘭の手盃
赤々と 日はつれなくも 秋の風 松尾 芭蕉
花の名は、やぶがらしと言う不名誉な名前をいただいておりますが、 草花を覆いつくす程の繁殖力、生命力を持つ強い蔓性の植物です。名前とは反対にかわいらしい花をつけます。よく観てみますと、手入れの良く行き届いた庭や垣根などにははびこっておりません。いつも心のお手入れを怠りなく生活出来ましたら宜しいですね。
利休七則を思いつつ花は野にあるように活けて見ました。
利休七則
1、 茶は服のよきように点て
2、 炭は湯の沸くように置き
3、 花は野にあるように
4、 夏は涼しく冬暖かに
5、 刻限は早めに
6、 降らずとも傘の用意
7、 相客の心せよ
この七則は茶道の心得として重要事ですが、よくよく味読しますと、相手の立場にたって思いやる心の持ち様、工夫を述べております。この精神は人生万般に通用するのではないかと思います。
茗荷の花
2008 年 8 月 16 日 土曜日花 茗荷の花
器 ビードロ型吹き輪花盃
盆 木地糸目盆
残暑お見舞い申し上げます
この時期素麺などの薬味として、味噌汁の実としてよく使われますが、売っていますものには花が付いておりませんのでこんな愛らしい花が咲いているとはご存じない方もおおいとおもいます。茎の群生をかき分けますと、地上に花が咲き茗荷のありかを知らせてくれます。
昔から「茗荷を食べると物忘れがひどくなる」とよく言われますが、これは、お釈迦様の弟子のチューラパンダカが、自分の名前さえ忘れてしまうので、お釈迦様は名札をつけて忘れないようにさせましたが、その名札を付けていることさえも忘れてしまう、とうとう死ぬまで自分の名前を覚えられなかった。というその弟子が亡くなったその墓に咲いていた花で「彼は、自分の名前を荷って苦労してきた」ということでこの花の名前に茗荷とついたそうです。
茗荷と物忘れとの因果関係はないそうですので、夏の風味として大いに召し上がって下さい。
ここでお釈迦様の話が出ましたので、原始仏教の経典 法句経 の言葉を挙げさせて頂きます。
第十二品 自己
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おのれこそ おのれのよるべ
おのれを措きて 誰によるべぞ
よくととのえし おのれこそ
まことえがたき よるべをぞ獲ん