花 杜鵑草、竜胆、吾亦紅
花器 唐津鞘
やっとホトトギスの咲く時期になって参りました。 昨年10月25日にも 須恵器平瓶に活けて公開し ておりますが、私はホトトギスの花を大好きですの みますと活けてみたく成ります。 花言葉は「夢よりステキな現実」 素晴らしい言葉です。この言葉を胸に秘めて毎日を 生きたなら、現実の厳しさも和らぐことでしょう。
花 山ほろし(蔓花茄子)、鳥兜
花器 鉈籠
日中はまだまだ暑いですが、朝夕はすっかり涼しく なってきました。 すだく虫の音も大分喧しくなってきました。 咲く花も秋の気配を感じさせるものが多くなってきま した。 山ほろしの花は白、薄紫と茄子の花に似た花を咲かせ ます。茄子科ですので、実も、よく見ますと茄子に似 ております。 鳥兜の花は愛らしい花を付けますが、大変有毒な植物 ですので、決して食べたりしませんようにご注意下さ い。
ひまわりといえばゴッホのひまわり図が あまりにも有名です。 1980年代後半だったでしょうか、クリスティーズ の下見会で15本のひまわり図を見て感激しました。 その時のひまわり図が損保ジャパン東郷青児美術館 の収集品です。 もちろん館にも何度か足を運びまして、じっくり 鑑賞させていただきました。 世界に何点かあるひまわり図は花瓶に活けられた 花の本数が15本、12本、3本とあるようです。 わたくしの活けましたひまわりは生け花用に改良され た小さな花でしかも5本ですので迫力に欠けますが、 夏を感じてくださればうれしいです。
残暑お見舞い申し上げます。
堂々とした鉈籠に桔梗を活けてみました。 この桔梗は桔梗とトルコ桔梗を掛け合わせた 新品種ではないでしょうか。 茎はトルコ桔梗にちかく、花は桔梗にちかい ですが、少し違います。
花 白桔梗
花器 三国伽耶須惠器長頚壷
ベランダに咲いた白桔梗。たった3茎しか花が咲き ませんでしたが、この壺に活けたくて摘んできました。
新羅須惠にしましたら、全体の色合いが明るい色です。 頸の凸帯と自然釉の流れが全体を引き締めております。 頸から口にかけては、波状文が刻文されております。 直に水を入れましても、滲みることもなく、嬉しい 花入れです。
花 洋種山牛蒡 ブバリア 花器 花籠
洋種山牛蒡はどこにでも生え、背丈も 170,80㎝ぐらいに伸び、強い多年生植物です。 秋には実は赤紫の色になります。 初夏の花も活け花に使われますが、秋の紅葉 した葉や実も結構活け花に使います。 然し大変毒性の強い植物で、実の汁 などを間違えて、口にしたら、神経を侵され、 あるいは死にもいたるようです。 注意して、扱いましょう。
花 桔梗、カラー
花器 花籠
桔梗もカラーも馴染み深い花ですが、 梅雨のうっとうしいこの時期それらの気持ち を払拭してくれるような爽やかな花々です。
花 くちなしの花
花器 唐津さや
渡 哲也の「くちなしの花」という歌がありますが、 皆さん覚えていらっしゃいますか。 わたくしもよく口ずさんだものです。
くちなしの花は芳香を放ち、白い清楚な花は梅雨時の 重苦しい空気を明るくしてくれます。
今、くちなしの花の芳香が店の中を満たしております。
花 夏椿
花器 鶏龍山絵刷毛目大徳利
先に「商品のご案内」で紹介させて頂きました 大徳利です。
白く清楚な花をつける夏椿がやっと咲き始めました。 夏椿は別名 沙羅の樹 とも呼ばれますが、仏教の 聖樹と呼ばれます沙羅双樹の木に似ているということで この名前で呼ばれるようになったといわれております。 私は白色系の花器に白花を生けるのが好きです。 白花を咲かせます草木は意外と葉が青々としております ので花器に映えます。
偶然にも昨年5月6日に烏柄杓をおなじ籠に 活けております。 武蔵鐙、烏柄杓はじめ仏炎苞を持つ花に浦島草、 雪持草、蝮草などがあります。 少し気味悪い花に見えますが、私は好きで、 山野草店で3,4年前に購入して鉢植えで楽しん でおりました。 今年はやっと4株目が出て3株が咲きましたので、 積んできておもてなしの花用に活けてみました
花 紅花栃の木、花海棠、紅葉の若葉
桜もアッという間に葉桜になってしまいましたが、 呼応するように、色々な木々も清々しい若葉を芽吹 かせるとともに花を咲かせて目を楽しませてくれま す。 紅花栃の木の名前は知っておりましたが、花は初め て診ました。 房になって咲いておりますので、花だけ見ますと 少しうるさく感じますが、青空を突くように真直ぐ 上に伸びて咲く花は、青空に溶けて、とても綺麗です。
花 染井吉野桜
今年は寒いせいか桜の開花が遅れております。 心待ちしていた桜がやっとぽつんと咲き始め ましたので、自宅の前の桜並木から高枝鋏で 切ってきました。 店はまだ寒いので暖房をつけておりますので アッという間に満開になり、店の中を花見 気分にしてくれます。
花 馬酔木
花器 木製杵形掛花入れ
毎朝のウォーキング途上に馬酔木の木を 生垣にしております邸宅があります。 可愛らしい花を鈴なりという言葉がぴったり なほど沢山付けて、春の訪れを一早く知らせて くれます。
葉は青々としておりますが、黄色く撮れてしまいました。
花 紅梅
花器 唐津焼さや 立春も早過ぎたといいますのに、今年の 寒さは厳しいです。 特に、東北、北陸地方は豪雪で人身事故 その他被害が出て、心よりお見舞い申し あげます。
狛江の紅梅の木の蕾もまだまだ硬いですが、 この枝は一週間程店に挿して置きましたら、 ちらほら咲き始めました。 店の中は、一足早い春です。
花 木苺 ブバリア
花器 新羅須惠器徳利
徳利に持ってこいの(12.5㎝)寸法ですが、 首が短い、口径が広い、口穴が大きいので むしろ花活けとして使用したほうがよろし かろうと、花を活けてみました。
花 ぜんまいの芽 えんどう豆の花 白玉椿
花器 志野花入れ
ぜんまいの芽は何ともスキットとした姿で、 春の息吹を感じさせます。 えんどうは正月のおせち料理の色添えとして、 野菜売り場に沢山見られますが、えんどう豆の 花は今の時期温室で育てられているものです。 白玉椿はベランダでやっと咲いた一輪を添え てみました。
花 サンキライ、小菊
花器 青織部の転用
もとはどんな形だったのでしょうか。 織部釉があまりに美しく、リーフ状の刻文も大胆ですので 粗相して欠けたものを、上部を成型して、穴を穿ち掛け花入れ にしたものと思います。
花 ホトトギス 菊
花器 猿投大平瓶
ベランダの鉢植えのほととぎすと菊がやっと花開き
ました。
今年の夏は異常気象で、暑さでほととぎすは葉が枯れ
てしまいがっかりしましたが、水はやり続けておりまし
たら、9月下旬頃より生き還り細々と成長しておりました。
それに花が咲いたときは、愛しいぐらいうれしかったです
猿投の大平瓶はすでにHP「商品のご案内」で掲載して
おりますが、愛しの花を活けましたらいっそうおおらかさと
品が出てきましたようでございます。
花 水引草、秋海棠
花器 三島白象嵌徳利
今朝2か月振りにウォーキングをして、野草を摘んで 参りました。 暫くぶりに歩く早朝は、風はちょっぴり肌を刺す位の寒 さでしたが、風に乗って漂ってくる金木犀の甘い香りが 何とも気持良かったです。
加齢による膝関節症で膝が痛くてウォーキングが出来 ませんでした。その間花の採集も出来ませず、とても淋し く、店も華やかさを欠いておりました。
これからは無理をしない程度でウォーキングを楽しみ、 野草を眺めたり、摘んだり、それを「おもてなしの花」 で活けて皆様方に喜んで頂けましたら、大変な幸せで 御座います。
健康の有難みをつくずく感じます此の頃で御座います。
花 あけび
花器 古伊賀掛花入
彼岸が過ぎましたら、言葉どうりすっかり涼しくなって参りました。 春、あけびの可愛らしい花は何回か生けておりますが、実を活けますの は初めてです。 きれいな紫に色ずいてはおりませんが、一つはぱかっと口を明けて、 中の実の食べごろです。 実はほのかな甘味がありますが、種が多くてとても食べずらいです。 然し、秋を感じる蔓草です。
花生けは、先に[商品の御案内」に載せましたのでそちらをご覧 くださいませ。
花 高砂百合 女郎花 竜胆 不如帰 花虎の尾
花器 呼続絵唐津片口
朝ウォーキング中にこれだけの花を採取することが出来ました。 暑い暑いといっても、もう秋の草花ですね。
花器に使用致しました、絵唐津片口は向う側が大きく呼続しており ますが、深さが有り釉調も良く、徳利変わりに、あるいは煮物鉢に 使用しても楽しいと思います。
花 桔梗、千日紅、風船葛 花器 鋤廉
毎日毎日暑い日が続いておりますが、如何お過ごしでしょうか。 お盆の帰省や、夏休みでここ南青山の骨董通りも、静かです。
少しでも厚さを和らげてくれます花々を活けてみました。
秋口に備えて、ゆっくりした休暇を取って、身体を養生下さい ます様お祈り申し上げます。
花 風船葛、槿
花器 竹掛け花入れ
畑のフェンスに絡みついて、涼氣な風船を付けて、 道行く人達の目を楽しませてくれます。 ちっちゃな〃白い花を儚げにつけています。 然し、蔓を四方、八方に伸ばし、短い夏を精一杯生き ようとの生命力を見せつけられていますようで、観る たびに、清々しさと元気を頂きます。
槿は今を盛りと白、赤、花心が赤の宗旦槿と色々咲い ております。 槿は一日花で花を摘む時、撮影する時、丁度咲き具合の いい花を活けたいと考慮して摘むのですが、なかなか思 うようにいきません。 今度は臙脂色の槿を活けてみたいです。
花 苦瓜
花器 竹籠掛け花入れ
今年は節電ムードで、涼を取るため葦ず、簾等を立て懸けてある家 を多く見かけますが、苦瓜や朝顔等のつる草も緑のカーテンとして、 戸建て住宅やマンションのベランダに糸を張って、蔓草を這わせて 涼を取っています風景を見受けます。 これらの植物は、胡瓜や豆類の葉と比べて、緑色がやや薄いので とても涼しく感じます。 花は黄色の小さく、愛らしい花を付けますが、一寸触れただけでも 落ちてしまいます。 花がついていますのを、持ってきましたが、来る途中で全部落ちて しまいました。
花 カゼクサ 桔梗 花器 竹花籠
暑中お見舞い申し上げます
全国てきに梅雨も明けたようですが、とたんに猛暑が 続き、あちこちで熱中症で死亡したり、病院に運ばれた りとのニュースがきかれます。 皆さまもどうぞ御氣を付けて下さい。
本日は涼を求めてカゼクサと桔梗を活けてみました。 少しは涼しくなりましたでしょうか。
花 先代萩、カラー
花器 竹籠 銘 麻の葉 作 武関翆月
煤竹で涼しげに編んだ竹籠は西日暮里にある竹工芸 翠屋の2代目翆月の作品です。 銘 麻の葉 に似つかわしく涼やかで気品有るカラ― と先代萩を活けてみました。 先代萩は歌舞伎で有名な「仙台萩」と思っておりました が、全く別物でした。然しよくよく花を観ますと、秋に 咲く萩の花に似ております。
花 梅花うつぎ
花器 李朝丸壺
昨年は甲斐30周年記念展の前に李朝丸壺にたわわに 咲いている山法師を活けましたが、今年は違う丸壺に 梅花うつぎを活けてみました。 白壺に白花ですが、濃い緑色の葉が両者をくっきりと 際立たせております。 梅花うつぎの花は微香を放って、清楚な様子で咲いており ます。
花 蛍袋
花器 金銅鍍金花入れ
蛍袋の花はまるで釣鐘が沢山つり下がっているような 趣で咲いております。 ここに活けました花はまだ蕾ですので、上を向いておりますが、 開花とともに下を向いて釣鐘のようになります。 ピンク色、白色の花が多いですが、濃紫の花もまた美しく、 此の花器にあって居ると思います。
花 紅うつぎ、カルミア、山法師
花器 新羅須惠器壺
出張から帰り、久しぶりに狛江の遊歩道をウォーキング しました。 木一杯に花をつけた木々が沢山目につきました。 山法師は好きな花で、過去2回活けておりますので、 今回は添えに活けました。 カルミアは別名アメリカシャクナゲと言われまして、 開花しますと、シャクナゲに似ている様子がよくわかり ます。 紅うつぎは白花のうつぎと花の形が違います。 紅色のラッパ状の花が節々にびっしり付いて、うるさい位に 咲いております。
花 鈴蘭 紫蘭
花器 杉曲げ物弁当箱 花台 春日手力盆
鈴蘭も紫蘭も群生して、その部分、部分を華やかに見せて おります。 鈴蘭は、君影草(きみかげそう)、谷間の姫百合等の心誘う 別名があります。 然し、あの愛らしく可憐な花の割に有毒植物で摂取した場合 嘔吐、頭痛、眩暈、心不全、血圧低下、心臓麻痺、重症の 場合は死に至るようです。
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