薊、白桔梗
花 薊、白桔梗
花器 籠花活け
あざみの歌
作詞 横井 弘
作曲 八洲 秀章
昭和24年
1 山には山の 愁い有り
海には海の 悲しみや
まして心の 花ぞのに
咲きし薊の 花ならば
2 高嶺の百合の それよりも
秘めたる夢を ひとすじに
くれない燃ゆる その姿
あざみに深き わが想い
3 いとしき花よ 汝はあざみ
こころの花よ 汝はあざみ
さだめの径は はてなくも
香れよせめて わが胸に
あざみの歌を歌いながら、この歌詞を書いておりますと、
若き青雲の志を持って日々過ごしておりました頃をおも
いだし、胸がきゅんとなります。
あざみは可憐な花を咲かせますが、それを手折ろうと
しますと堅い棘にはばまれます。
「美しい花には棘が有る」と言われますが、人も物も
同じ様な傾向が有るようにおもいます。