粉引き耳盃

   寸法       高さ 5㎝  口径 8.1㎝ 
 
 時代   李朝時代 15C~16C
 
 古美術 「緑青」10号 特集李朝の酒器 
     掲載 

 

 

耳盃は本来は祭器として用いられたものですが、
なんとこの堂々とした姿は、粉引き耳盃の白眉と
言えますでしょう。

片方の耳から胴にかけて、白釉を2度掛けして
いるのも見所とおもいます。
白い肌の中に噴き出た鉄粉がなんとも艶めかしさ
を漂わせ手おります。

高台が高く、竹の節高台で、轆轤目の立っている
姿は、この時代の優品の茶碗や盃に共通する造形
の様におもいます。

45周年記念展に展示いたします。

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