野蕗の佃煮

                      肴   野蕗の佃煮
                      器   初期伊万里花文小皿(平盃)
                      徳利  三島連珠文徳利
                      盃   黄瀬戸盃
       

 

       少し日影のところに野蕗が群生して、大きな丸い葉がまるで緑の絨毯の
       様です。
       今の時期ですとあく抜きせずに苦味も少なく食べられます。

       太めの茎を摘んで、葉は取り除いて水洗いしたのち、5cm程の長さに切り、
       水切りをしておく。
       その間たっぷりの削り節で濃い目の出しをとっておく。

       蕗20~30本ぐらいですと
       油    大匙2杯
       塩    小匙2分の1杯
       砂糖   小さじ1杯
       醤油   大匙1杯
       出し汁  1リットルぐらい

       平鍋に油を入れ蕗を入れて、よく油炒めして、少し緑の色が変化した頃
       塩を入れて、塩をなじませます。
       ここに、たっぷりの出し汁を入れ、5分程強火で、その後弱火にして
       ことこと30分位煮つめます。
       汁が3分の1ほどになりましたら、醤油と砂糖を入れて、再びことこと
       煮ます。
       汁気が少なくなりましたら、焦げ付かないように目を離さないように
       注意して下さい。
       汁がほんの少し残っているところで火を止めて下さい。

       少し筋ばっているくらいが、ほんのり苦味が有り、歯ごたえがあります。